薬剤師の職場別人数と状況
日本全国に薬剤師はどれだけの人数がどの職場で働いているのでしょう。また、働く職場別の増減状況はどうでしょう。ここでは、薬剤師の働く現状を調べてわかりやすくまとめてみました。まず、薬剤師の現状を知ることで、少しでも転職の時にお役に立てばと考えます。
薬剤師の人数(届出)は約28万人で男:女の比率は4:6です。
薬剤師全体の人数:280,052 人
- 薬剤師(男性):109,264 人(39.0%)
- 薬剤師(女性):170,788 人(61.0%)
(平成24年12月31日届出状況)
職場別・薬剤師の人数と割合
特に薬局の薬剤師の数は右肩上がりで増加しています。
薬局の薬剤師の人数は、2年前の届出数に比べ7,409 人(5.1%)増加しています。
それに比べて、病院、診療所の薬剤師の人数はここ数年間は横ばい状態です。
大学の従事者は全体の1.8%と少なく、2年前よりもさらに減少しています。
薬局でも独立開業はリスクが高く、従業員として勤める人が大半を占めます。
ドラッグストア、薬局での需要は増えており、薬剤師の活躍の場が増えているのが現状です。
■平成24年(届出数)
- 薬局:153,012 人(54.6%)
- 病院・診療所:52,704 人(18.8%)
- 医薬品関係企業:45,112人(16.1%)
- 衛生行政機関又は保健衛生施設:6,443 人(2.3%)
- 大学:5,249 人(1.8%)
■平成22年(届出数)
- 薬局:145,603人(52,7%)
- 病院・診療所:52,013人(18.8%)
- 医薬品関係会社:47,256人(17.1%)
- 衛生行政機関又は保健衛生施設:6,303人(2.2%)
- 大学:7,538人(2.7%)
※増えている職場・・・薬局、病院・診療所、衛生行政機関又は保健衛生施設
※減っている職場・・・医薬品関係企業、大学
(参考データ:厚生労働省 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況)
職場別・企業規模別・年齢層別の状況
施設別・薬剤師の平均年齢
各施設の平均年齢は42歳〜45歳で、勤続年数は約7年〜8年が平均値です。
- 病院・診療所:42.4歳
- 医薬品関係企業:45.6歳
- 薬局:45.8歳
勤め先の規模別人数
- 企業規模別人数(平均年齢)
- 10人以上:52,580人(39.1歳)
- 10人〜99人:14,730人(45.3歳)
- 100人〜999人:20,530人(38.4歳)
- 1,000人以上:17,310人(38.4歳)
年齢層別・薬剤師の人数
- 30〜39歳:71,782人(25.6%)
- 40〜49歳:66,292人(23.7%)
上記年齢階級で約50%を占める。
(参考データ:厚生労働省 医師・歯科医師・薬剤師調査の概況)
薬剤師の国家試験の合格者数
6年制卒業数は約8,000人/年です。
■第97回薬剤師国家試験結果(2012年)
- 合格者数:8,182名/受験者数:8,584名(6年制卒業)
- 全体:合格者数:8,641名/受験者数:9,785名
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